2019.12.25 N響第九

本日の演奏ではマエストラ、シモーネ・ヤング氏がオーケストラの自律的なエネルギーに悦ぶ姿が印象的でした。ディテールにこだわる氏の職人的な指揮さばきに時折見せる笑顔がチャーミング。

三楽章の木管ソロの甘美な旋律も、緩さだけではない凝縮されたエネルギーを感じることができたのは、氏の構成力のなせる技だと思います。

聞き流され消費される音に溢れる昨今、どのような音にもロマンティックなエネルギーを求める氏の音楽に、一時間強の時間をわすれさせる時間芸術の姿を見ることができ、音を極める意味を問い直すことができました。

言葉と音楽がポリフォニーとなって生まれるエネルギー、そこに軸足を置いてすべての音楽と関わっていこうと思います。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。