11月24日に演奏させていただいた、聖ステパノ学園の前身であるエリザベスサンダースホームへのチャリティーコンサートが、昨日(2018.12.1)旗の台にある三光教会で無事に終演いたしました。
当初準備していた座席では足りないほど、予想を上回るお客様にお越しいただき、お陰様でホームへのチャリティーも収めさせていただくことができます。ご来場いただいた皆様には心より感謝申し上げます。
ジョイントしたSt Paul’s Singersを率いるJames Dawson先生はオバリン大学でオルガンを学ばれた後、スタンフォード大学で芸術修士及び音楽博士を取得。博士論文は「日本の南葵文庫に残されている17世紀英国の鍵盤楽器音楽の手写本」であったそうです。スタンフォード大学オルガニスト及び講師、カリフォルニア州サンノゼのトリニティ大聖堂音楽監督を経て、立教学院諸聖徒礼拝堂聖歌隊指揮者として活動されました。当時の立教大学のOB・OGが今回ジョイントさせていただいたSt Paul’s Singersの皆様です。
オルガニストや聖堂の音楽監督を務められてきたDawson先生のご指導や指揮は、知性と説得力と確かな技術に溢れ、私がこれまで経験してきた「合唱」とはまた違うものでした。
アメリカやヨーロッパの教会音楽に携わる音楽家の能力や知性は私たちが日本で経験することができるものを遥かに凌駕しており、そういった文化に幼少期から関わることができる環境というのもまた、日本にはなかなか無いものであると思います。
Bridge Ensemble Tokyoでは、そうした音楽文化と日本の架け橋(Bridge )となる事を方針の一つとしています。
私自身も、高い次元の音楽を伝えていけるよう、もっともっと勉強したいな〜と強く思った本番でした。