本日の中日新聞に、大学院時代に勉強した作曲家、江文也(こうぶんや)についてコメントさせて頂いた記事が掲載されています。
台湾出身の江は東京音楽学校選科で学んだ後、声楽、作曲ともに音楽コンクール(日本音楽コンクールの前身)で入賞、声楽家、作曲家として活躍しました。
江が関わったのが藤原義江率いる藤原歌劇団の第一回公演プッチーニ作曲《ラ・ボエーム》でした。この時江が演じたのは音楽家ショナール。
スコットランドの血を汲む藤原義江と、台湾出身の江文也。共に日本の楽団の周縁にいながら音楽活動に情熱を燃やしました。
とても熱い時代、熱いボエームだったと思います。
本日観劇は果たせませんでしたが、1934年の日比谷公会堂と、2021年今この瞬間愛知県芸術劇場で繰り広げているボヘミアンたちの物語に想いを寄せつつ。
https://www-stage.aac.pref.aichi.jp/event/detail/000322.html