シングインメサイア、無事終演しました。
今回はエリザベスサンダースホームへのチャリティを目的とした公演でしたが、開演前の舞台袖で安田祥子さんと再会することができました。
安田さんとは、川崎童謡の会、海の見えるホール、H.ヴォルフ《イタリア歌曲集》、ヘンデル《メサイア》と様々な音楽を通じてのご縁があります。偉大な先輩(というのもおこがましい…)との再会に、只々感謝の気持ちで本番を迎えました。
今回の指揮者は芸大学部の同期、新見準平(バリトン)くん。今は大分と東京を拠点に演奏、教育、合唱・オーケストラの指揮と活躍をしています。15年来の友人の立派な指揮姿に胸を熱くしつつ、とても楽しい本番を過ごしました。
《メサイア》は演奏していて最も楽しめる作品の一つですが、今回始めて客席のお客様も一緒に歌うシングインを経験させて頂き、さらにこの作品の魅力を感じました。
世にオラトリオ多しといえども、お客様が言葉を持ち、声を持ち、音を持って、劇場が成立する作品はなかなか無いのではないでしょうか。
《メサイア》はそれだけ、物語を共有する力をその音楽に秘めている。そんなことを感じた本番でした。
また、歌いたいです!!!